江戸時代の粋な切り絵、紋きり

先日、紙やデザインの業界の方々をお呼びして、勉強会を開催しました。

勉強会と言っても堅苦しいセミナーではなく、毎回紙をテーマにしたワークショップや交流会がメイン。お仕事柄、紙が身近にある方々なのでいつも楽しい会になります♪

さて、今回のお題は江戸時代に流行っていた「紋きり遊び」という切り絵について学びました。

会では、今回講師をご担当くださった下中菜穂さんより、紋切りに使われた家紋のデザインについてご紹介いただき、そして実際に紋きりを作りました。

勉強会では、昔の文献を見せていただきました〜☆

なんだか美術館でガラス越しに鑑賞しそうなものがたくさん…


これは大正から昭和にかけての小学生の教科書。紋きりはこの時代までは広まっていたのだそう。

ページをめくるとその時代にタイムスリップしたような気分です♪


「新形」の紋きり。当時はハイカラな形だったのでしょうね。うさぎが餅つきしてます♡

さて、この勉強会ではこの紋きりを貼ってカードに仕上げました。ご参加くださった皆さんの作品がこちら↓

皆さん色使いもきれいで個性的ですね〜!

後日、私もハガキに紋切りを貼り付けてお客さまに暑中見舞いを出しました。皆さん、とっても気に入ってくれて嬉しかったです。


こちらのカードは、涼しさを演出したくてトレーシング素材の封筒と合わせてみましたよ。個人的には北欧デザインの配色を意識しております☆

下中さんは紋きりの書籍をたくさん発行されているので詳しくはこちらのサイトからご覧くださいね。