竹久夢二の絵封筒展

先日竹久夢二美術館に行ってきました。上野から徒歩15分ぐらい。のんびりお散歩にはちょうどいい感じです。

今月26日まで開催中の「小さな紙の美 絵封筒の世界展」、昔の小さな絵封筒をたくさん見る事ができます。

美術館といっても結構小さな建物ですが、またそれが落ち着きます。カフェ港やという名前の喫茶店?もあります。

もちろん館内は撮影禁止だったので封筒を撮影できなくて残念ですが、夢二の他に小林かいちや無名の絵師の作品もたくさん展示されていました。

夢二の作品では黒船屋の絵がお気に入りなのですが、今回の展示会では今までに見た事がないデザインが多くて楽しめました。

絵封筒は何度か展示会や資料で見た事があったのですが、明治・大正・昭和初期の時代に私が思っていた以上に流行していたようです。有名な絵師さんの作品は当時文明開化の象徴だった洋服やガス灯などを描いたものが多かったです。それから、広告としても使用されていたようでサッポロビールのレトロな瓶の絵がついたものもありました!
当時はあまりにも封筒の絵が派手だったので、宛名が見えにくくなるのを防止するために封筒のための薄い無地封筒もあったそう。絵封筒専用の封筒が存在したのです。ちょっと面白い。

夢二のデザインはこのようなちょっとハイカラな着物を着た女性の絵が多いですね。

個人的には洋服を着た女性のデザインが大好き。これぞ「モガ!」ですね。カッコイイ。。


特に、その女性たちが着ている洋服の柄やデザインの中にあるパターンは今の北欧デザインにも負けてないな〜と思っています。

この展示会は今週末で終わってしまいますが、上野や根津・谷中周辺で遊ぶ予定の方へはおすすめですよ♪