日本発の絵本

今日は「日本発☆子どもの本、海を渡る」というタイトルの展示会を見に国際こども図書館に行ってきました。(東京上野にて9月5日まで開催)

シンデレラやグリム童話など、外国の童話は子どもの時にたくさん絵本を読みましたが、もちろん日本の童話も同じようにワクワクしながら読んだ記憶があります。

そんな日本のすてきな童話は昔から海を渡って海外に広がっていたそうです。(意外と知らなかった〜)この展示会では日本から海外へ紹介されていった絵本を昔のものから現代のものまで約300点展示していました。

こちらはベネズエラで紹介されている『したきりすずめ』(1990年)

魔女の宅急便』(2006年)はインドネシアではこんなイラストで紹介されています

こちらはスエーデンバージョン(2006年)ちょっとリアルすぎ?


今回楽しみにしていたのは明治や大正の時代に海外に紹介された絵本の展示♪和紙に木版で印刷された絵本の事を「ちりめん本」と呼ぶそうです。桃太郎や文福茶釜、したきりすずめなど当時の貴重なちりめん本を10数点見る事ができました。当時のイラストがとてもかわいらしいのですが、これは日本??と不思議に思うようなものも多かったです。また、説明によるとストーリーも若干違っているのだそう。この本は日本で作られ海外へ出荷されたそうなので、海外仕様に一部変更したのかな?文字やイラストはその時代の雰囲気が伝わってすてき。(館内は撮影禁止だったのでご紹介できずに残念!)

でも逆に考えると日本もまた海外の童話を日本風にかえたり間違って解釈してそのまま伝わったものって多いそうなので普通の事かもしれませんね。(ちりめん本についてのイメージや詳細を紹介しているサイトを見つけたので詳細はこちらのサイトからどうぞ。)

館内ではちりめん本『桃太郎』のイラストを用いたポストカードを配布していました。もちろんいただいてきましたよ♪

ただ、個人的に気になってしょうがない点が二点ほど。。皆さんも探してみてください。


桃太郎が鬼退治に行く前に犬を説得しているようなのですが、犬の雰囲気が何となく違う気が。。。やっぱり犬は柴犬が似合うと思いませんか?

それから、桃太郎何を飲んでいるのでしょう。。まさかコーヒー!?カップとソーサーがどうしても気になってしまいました。

日本から世界へ広がる絵本の文化、改めて知る事ができる楽しい展示会でした。お近くにお出かけの際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。