美しの和紙(うるわしのわし)

今週の祝日にミッドタウン内にあるサントリー美術館に行ってきました。今回の展示物は「all about washi!」。天平の昔から現代まで、書く、記す、描く、飾る、包む等々生活のいろんなシーンで活躍してきた和紙についての歴史を紹介する、そんな展示会でした。

私は特に昔の書物や巻物に惹かれます。その保存の良さに、紙は昔はとても貴重なものとして大切に扱われていたのだなぁと、改めて実感!

写真に撮れなくて残念だったのですが、私が一番魅了されたのは渋い紫と藍色に染められた巻物2点。

その巻物には、とても達筆な字でお経が書かれていました。(写経ですね)紫色の和紙の巻物には、金の文字で、藍色の和紙のものには銀色で文字が記されています。この使い方って、現代でもありますよね。例えば、暗めの色のカードに銀や白色のインクで文字を書く。カリグラフィーの美しい文字で書かれたカードなど、よく見かけます。

たぶん、その時代でもきっとオシャレな写経のカタチだったのではと、心ときめきました!…なのに、時代背景や誰によって書かれたとか、そういう内容をまったくメモを取っていなかったので、、詳しく説明できずにすみません。。でも、そういう事を全て忘れてしまうぐらい、私にとっては衝撃的な出会いでした。(皆さんはご覧になった事あります?紫や藍色の巻物!?)

その他にも、全国の和紙を実際に手で触ってみる事も出来て、見て触れて楽しい展示会でした。(ご紹介したのはいいけれど、先日の11月3日で終わっています。すみません。)