Grandfather's Letters展

久しぶりに代官山へ行ってきました。お目当ての展示会が終わってしまう前に駆け込み!

Grandfather's Letters展
窓に浮かび上がる案内がとてもおしゃれ。

時は1900年前半のイギリス、遠くインドに暮らすかわいい孫たちに1,200通もの絵手紙を送ったのがヘンリーおじいちゃん。その絵手紙には、愛きょうあるキャラクター、ゾウの「ハッチ」とウサギの「Mr.ヘア」が登場し、毎回ユーモア溢れる物語が繰り広げられます。

ただ単に、楽しい話だけではなく、その中にはおじいちゃんが孫たちに宛てて、人にとって大切なもの、人を愛する気持ち、慈しみの心など成長する過程で学んでほしいメッセージも込められています。

「次はどんな物語なんだろう?」と遠い国から届くおじいちゃんの手紙を心待ちにしていた子供たちの様子が目に浮かびますよね。

このヘンリーおじいちゃんの絵手紙は同じ時代に書かれた「ピーターラビット」や「くまのプーさん」とも比較される秀作です。後に絵本も出版され、英国王室の愛蔵書にまでなったそうです。

私のお気に入りはウサギのMr.ヘア。ヘアは英語で野ウサギなので、直訳してしまうと「野ウサギ氏」でしょうか?ベタな名前は大好きです。彼は運動神経はいいけれど、音楽が苦手なキャラクター。歌のレッスンを受けていると、ゾウのハッチがその歌声に耐えられずその場から逃げだすという面白いシーンが印象的でした。

ちなみに、私の実家にはウサギがいます。
名前を「トラオ」といいます。やんちゃなのでトラにしました。。