スペイン発すてきなデザイン

昨年の年末にスペイン人の友人オーランドが来日しました。なぜ忙しい年末に観光?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。なぜなら彼の奥様が日本人なので里帰りです♥

表参道にて食事をした際に以前お世話になったお返しにちょっとしたプレゼントをあげました。スペイン人の彼はイラストレーターなので、そのデザインをもらって彼の名刺を作ってあげたのです。

紙やインクの色についてリクエストを聞いてみたところ…「真っ白の紙にブラック1色」とのご要望。なんだかすごーくシンプルだなぁ〜と思いつつデザインを見てなるほど☆さすがクリエイターさん、やっぱりセンスがいい!実際に仕上がったものもとってもカッコ良くなっていました。


シンプルなコットンペーパーとレタープレス。


本人、こんな感じです。

彼のイラストはイギリスの有名なライフスタイル雑誌『Monocle』にたくさん採用されています。お友達になれてラッキーです☆

話は変わりますが、彼にスペインらしい年末年始の過ごし方を教えてと聞いてみたところ、ありましたよ!スペイン語で「Las doce uvas de la suerte」という楽しい文化を教えてもらいました。ご存知ですか?

英語で「The twelve grapes of luck」、日本語では「幸せの12粒のぶどう」といった感じでしょうか。大みそかの日、年が変わる12時に鐘の音と一緒に12粒のぶどうを一粒ずつ食べていくそうです。年越しというと日本ではお蕎麦や除夜の鐘が有名ですが、所変われば…ですね!

この習慣は19世紀後半までさかのぼるそう。ワインでも有名なスペインですが、そのぶどう畑の生産者が販売促進としてぶどうを無料でふるまったことが由来だとか。(ぶどうは赤ではなくて白が基本)

今ではこの習慣が毎年恒例になり、特にマドリッドのPuerta del Sol広場にあるタワークロックの前が一番有名で、大みそかにはたくさんの人が集まり、テレビの中継まで入ってみんなで12粒のぶどうを食べるのだそう。12粒入りの缶詰も街中で販売されるそうですよ。ぶどうを毎秒ごとに食べるのが意外と至難の業だとか。食べられなかったら新年はいい年にならないと、みんなが必死になりその姿が面白くて、大いに盛り上がるそうです。(大みそかのスペインに行きたくなりませんか!?)

日本にはない楽しい文化ですね!日本だと、、やっぱりみかんかなぁ〜おこたに入って家族一家で必死になって12粒食べるとおもしろいかも!?


彼から素敵なプレゼントをいただきました。彼がデザインした犬のイラストがついたエコバッグ♪

犬が首元をカリカリと掻いています。カワイイ!

なんだかこのデザインが日本の国旗にも見えてきました☆