ベトナムの紙 1

ちょっと前になりますが、会社のお仕事として、ベトナムにある紙漉きの村を訪ねました。今回はこのブログでも初めてご紹介するベトナムの紙について。

首都のハノイから車で約二時間。現地の方々のご案内で早速紙漉きをしているという村を訪ねました。道路は村に近づくにつれて徐々に悪路になり、車内にいる私たちは、どこかにつかまっておかないと頭を打ちそうになります。まるで、世界の秘境を訪ねるテレビ番組。。そんな村に到着すると、村の人たちが早速紙漉きの現場へご案内してくれました。嬉しい事に想像通り、小さな子ども達はすぐになついてくれて、手をつないで一緒に現場をまわってくれます。


高床式のお家!

村では、主に欧米向けの紙を作っているのですが、手づくりという事で、あまり大量に作る事ができないらしいのです。でも大切な収入源。日頃から品質を上げられるように村人一丸となって努力されているそう。すばらしい。

そんな村の人たちが手漉きをしている紙がこちら。

紙ができるまでの工程は電気を一切使わず、染料は裏庭にある葉っぱや根などの植物。究極のエコロジー紙です!手漉きなので、一枚一枚は厚みが違っていたりしますが、風合いや色目がなんともやさしいんです。

こちらが染料として使われている植物です。

この紙ができるまでを、次回ご紹介しますね。