絵封筒 2

先日、きたむらさとしさんの絵封筒をご紹介したので、今回は少し時代をさかのぼってみます。

小林かいち絵封筒

1920〜30年代に封筒やはがきのデザインを数多く手がけたデザイナーです。作品は木版で落ち着いたピンクをつかったものが多くてちょっとカラフル。でも、すこーしだけ顔を下に向けた女性を描くのが好きだったようで、なんとなく悲壮感漂うものが多いのです。

実は、今年の夏にニューオータニ美術館で出会ったのがきっかけです。

彼は、生前は全く注目されていなかったそうで、没後にじわりじわりと有名になってきた人物。そういうアーティストって多いですよね。彼の場合は未だにとても有名とは言えないようです。ただ、時代的にも画風も私が大好きな竹久夢二をなんとなく彷彿させます。

作品には当時使われていた実際の絵封筒の手紙も数多く展示してあり興味深かったです。昔の封筒ってやや小さくて細くて、カッコイイです。それにビンテージものの切手や消印がまた味があるのです。欲しいけどもちろん購入不可なので美術館のショップで現代の定型サイズになった複製を購入。それが一番目の画像です。
うーん、本物が欲しい。。