花嫁の手紙

先日、丸ビルのショップウインドにて展示されていたアート、遠くから発見して思わず小走りして見に行きました。

遠目からみると、まさに手書きのお手紙。近づいて見てみると一つひとつの文字が切り抜かれていて、天井からつり下げてあります。じっと眺めているとその文字が室内に流れる空気でゆっくりと動いています。

それにタイトルに惹かれました。
「花嫁の手紙」

「いつも明るく元気に笑うあなたの笑顔に、わたしはずっとあこがれていました。」で始まるお手紙。そうなんだ、いつもニコニコなお母さんなんだぁ…と自分の母親を思い出し共感。

読み進めると、なにげない日常生活で母親の愛情が感じられるエピソードが淡々と書かれています。その文章にはお嫁に行く娘からの母への感謝の気持ちがたくさん感じられて、温かい気持ちになりました。なんだか心に染みます。

この作品、奥原しんこさんというイラストレーターの作品だそうです。彼女が描くイラストはなんとも味があって好きです。展示会があればぜひ行ってみたい!

このアートで初めて知ったワード、「インスタレーション」。インスタレーション作品は設置場所の形状や周囲の壁面・建築・地形との関係、その場所にかかわる歴史や記憶などから発想して制作されるそうです。そういえばこんな演出方法結構いろんなところで見かけますね。