テキサスから出産報告のお便り

先月は桜の開花宣言も少し控え目でしたが、もう4月なのですね。。これからも紙とデザインをテーマに気持ちが楽しくなるような話をご紹介させていただきますね。


さて、先日テキサスのケリーから出産報告のお便りが届きました。昨年の年末ギリギリに誕生した赤ちゃん(Isaac/男の子)のことはメールでも様子を教えてもらっていたのですが、改めて送ってくれた手紙を手にすると、こちらも幸せな気分になりました。

真っ赤な封筒に白ベースの切手。紅白になっています!日本でもこのテーマにバッチリの配色ですね。

ここで、文化の違いを一つご紹介。封筒の裏面、差出人のところにご注目ください。なんだか違和感がないですか?住所のみが書かれていて、なんと差出人の名前がないんです!日本ではあんまり考えられませんよね。

欧米では結婚招待状には差出人の名前を書かずに住所のみを印刷するという習慣があります。このお便り自体はとてもカジュアルですが、ケリーはこの習慣を彼女らしく使ったのだと思います。(彼女はステーショナリーのお店を経営していたので、手紙文化や紙についてはエキスパートなのです)

確かに結婚式の招待状って、前情報もありますし、その差出人の住所から誰の招待状かだいたい想像がつきますよね。あえて差出人を表記しない。。ちょっとステキな文化だなぁ〜と思いませんか?

しかも今回のような出産報告の場合はなおさら、赤ちゃんのことも報告してもらっていたし、なにより、ケリーの手書きの文字を見て瞬時に「あ、ケリーからだ♪」と分かりました。手紙ってやっぱり魅力的!

さてさて、封を開けるとこんなにかわいらしいカードが出てきましたよ!

小鳥が秤の上にちょこんと乗っています。

それから、赤の紐を見てニッコリしてしまいました。カップルの名前ケリーとカイル(Kelly & Kyle)の「K」を表現しているみたい!?この紐の形が崩れないようにしっかりロウで固めてありました。手づくりってステキですね〜

欧米の出産報告はハガキではなく封書で送ることのほうが多いです。また、内容はその赤ちゃんの名前だけでなく、誕生日、体重と身長などが印刷されています。日本と同様、もちろん赤ちゃんの写真はお約束です。


赤ちゃんカワイイ♥♥

ほっこりと幸せになれるカードのご紹介でした。